出来高精算は工事請負契約約款の定めによることをご存知ですか?
出来高精算は、工事請負契約約款の規定によって行います。
契約書に基づかず、勝手に精算を求めることはできません。
この精算は、請負者の債務不履行による契約解除時に行います。
そのため、以下の手順が必要です。
- 債務不履行の事実確認
- 債務不履行の証拠確認
- 債務不履行の立証
- 約款にもとづく出来高精算の可否確認
- 第三者による出来高評価
- 契約解除の告知
- 出来高精算の要求
出来高精算には建築と法律の専門知識が必要です。
まず建築実務の専門家に相談し、その後弁護士に相談することが適切です。
出来高精算金額は何にもとづいて定めるかをご存知ですか?
金額の算定は、以下に基づく必要があります。
- 実施設計図面と完成状況の確認
- 工事費内訳明細書による算定
- 第三者による客観的評価
請負者や注文者による評価は不適切です。
請負者は高く、注文者は低く評価しがちです。
そのため第三者の評価が不可欠です。
出来高精算を進める方法をご存知ですか?
精算の進め方は以下のとおりです。
- 債務不履行の確認と証拠の確保
- 債務不履行の立証
- 契約約款に基づく精算可否の確認
- 第三者による評価額の算定
- 契約解除の告知
- 解除にもとづく出来高精算の要求
専門家と弁護士への相談が重要です。