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建築トラブルでよくある『設計ミス』の原因を知っていますか?

2020.08.24

よくある設計ミスは3つに分類できます。

  • 設計者が『委託者の希望条件である建設意図と要求条件を確認して、その承認を得る手続き』を履行しなかったことによる「設計ミス」です。
  • 設計者が『基本設計図面の設計内容を説明して、その承認を得る手続き』を履行しなかったことによる設計ミスです。
  • 設計者が『実施設計図面の設計内容を説明して、その承認を得る手続き』を履行しなかったことによる設計ミスです。

よくある設計ミスの状況は以下になります。

  • 建設意図と要求条件の未確認による設計ミスは以下の通りです。
  • ⇒設計者が委託者の希望条件(間取り・仕様・意匠・予算)等の確認を怠ったことによる設計ミスです。
  • 基本設計図面の未確認による設計ミスは以下の通りです。
  • ⇒設計者が基本設計図面(設計概要・仕様概要・概算見積金額)等の確認を怠ったことによる設計ミスです。
  • 実施設計図面の未確認による設計ミスは以下の通りです。
  • ⇒設計者が実施設計図面建設意図と要求条件並びに基本設計図面の内容に合致していることの確認を怠ったことによる設計ミスです。

 

よくある設計ミスの予防は簡単にできます。

  • 設計を依頼する時に設計者に設計業務委託書にしたがい設計業務を履行するよう約しておくことです。
  • 設計者は設計業務委託書に於いて設計業務の履行条件を約すことになります。
  1. 建設意図と要求条件の確認と承認が義務付けられます。
  2. 基本設計図面の設計内容説明と承認が義務付けられます。
  3. 実施設計図面の設計内容説明と承認が義務付けられます。
  • 設計者が設計業務の義務を履行することで設計ミスは容易に予防できます。
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